「若い時の苦労は、金を払ってでも避けて通れ 」


by bubutaro1
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<   2004年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

高松市・穴吹製麺所

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行けるもんなら行ってみろ!!
「穴吹製麺所」
(すみません、ケンカ腰で)

もとはと言えば、夫の「この店が妙に気になる。」の一言が原因であった。
野性のカンが騒いだらしい。
それならば行くしかあるまい、といざ出発したものの

・・・わからん。

とにかくわからん。
もう、すっげえわかりにくいっ(涙)。

どこまで行っても似たような民家と田んぼ。
地図はまっぷるに載っているのだが目印らしい目印もなく、田舎道をしばらくうろうろとあてどなく彷徨うこと小一時間。

ちなみにさとなお氏の「うまひゃひゃさぬきうどん」の本には

「穴吹:大秘境だ。見つからない。もう一度行けと言われても行けない。」

とイヤな太鼓判が押されている。


(以下、夫婦の会話)
・・・番号はわかってるから、電話かけて場所教えてもらおうか?
夫「その前に、ここがどこだかわからへん。」
  ・・・・・・。
夫「なんか曲り角に目印とか、は?」
  えーと、まっぷるには「佐々木さん宅を曲がる」と、
夫「・・・・・・。」
(会話終了)


「確かこのへんのはず」と思って車をぐるぐる走らせるのだが、たどり着けない。
「一度通った道は3年経っても忘れない」方向達人・歩くカーナビ、の異名を取る夫でさえ迷う店、おそるべし。
・・・磁場でも狂ってるんとちゃうか、あのへん。

ほぼ一時間後、唯一の目印である小さな神社を探し当て、やっと見つかった!!
(ちなみにこの神社、新しくできたばかりでお手洗いもとてもきれいなので、穴吹のヘビィなお手洗い(掘っ立て小屋風)を使えない人は、こちらを利用させてもらった方がいいかも。ちゃんとお賽銭あげてね)

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穴吹のおっちゃんが作る麺はしなやかでいてしこしこと、
アゲはぶあつくてしみこんだダシが激うま!!うひー(感涙)

秘境だけあって、行列こそないがそれでもどこからか客が訪れる。一体、どーやって来たんだこんなとこ??(←自分もだ)
洗面器ほどもあるでかいタッパーを持ったおばさん(たぶん地元の人)が

「悪いけど入るだけちょうだいな」

と大胆な麺の買い方をしている。
・・・よかったあ、うどん売り切れてなくてっ。
もう閉店時間も近かったが天ぷら、いなり、あげも残っててほんとーによかった。
ここは麺もうまいけどアゲが絶品で、もうすでにお腹いっぱいでキツイけどアゲだけはしっかり入る。つか、入れる。


やっぱりここのおアゲさん、おいしいぃーーー!
夫「あせらんでもまだ残ってるから、おかわりしたらええやん」


とのんびり話してたら、急に横に座っていた地元の人らしいお母さんがそそくさと立ち上がり残り少ないアゲの入ったバットを持ち上げ、
店の奥に持ってっておっちゃんに向かって一言

「すいません、これぜんぶ持ち帰りで〜」えええええっ、そんなーーーっ!?

一縷の望みを託しておっちゃんに聞いてみたが、もうアゲは今ので最後、とのこと。
・・・おばはんにあぶらげさらわれたーっ(涙)

口惜しいのでうどんとダシといなり、根こそぎお土産に買い求める。
これで家に帰っても穴吹のうどんが堪能できるけれど、ああ、これであのアゲさえあれば。
今度来たら、絶対全部買い占めたるっ。

・・・問題は、道がわかりにくくて「もっぺん来れるかどうかわからない」事だが。





車を止めさせてもらった神社にお礼がてら参拝して帰り道、
前方から初老のご夫婦が乗った「香川」ナンバーの車がそろそろと近付いて来たと思ったら窓からおじさん顔出して一言

「あのー、穴吹、どの辺ですか?」

そうとう、迷うてはったんやろなあ(涙)。
あーここの田んぼを左に入ってすぐ、青いテントのとこですよ、と教えてあげたらとても喜んでおられた。


・・・しかしなんでわたしらが穴吹帰りであることがわかったんだ、あのおじさん。


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最近では、店先にこんなおしゃれなテーブルセットも設置されました。
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by bubutaro1 | 2004-10-27 00:30

飯山町・なかむら

うどん猫と鯉のぼりの店「なかむら」

かつては秘境の(要するに、わかりにくい)代表店でありました。
私も初めて行ったときなど、駐車場はすぐにわかったのだが店がドコだかさっぱりわからない。

b0043467_23422122.jpg←このドラム缶が唯一の目印で
 ・・・記念碑として保存してもいいと思うな。

とにかく車を降りなんとなくあやしげな路地を彷徨うこと数分、まだ時間も早かったせいか行列こそないが暖簾のかかったソレらしい民家を発見。
「うどん」と書かれた暖簾ならともかく、地酒の名前が入ってるだけだし・・・もし間違いであったら、と迷いながらふと見ると引き戸にちっちゃい「うどんメーリングリスト」のステッカー。それだけを根拠にここだあっ!といきおいつけて開けたら大正解。(イキオイつけて開けて、ヨソんちだったらどーすんだ)

開けた途端に湧き出るダシのかほり。
ここはうどんの天国。・・・きったない天国やなあ(笑)。

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この状態で、これをうどん屋だと見抜いた私の勇気をホめて欲しい →

小汚い狭い店の中をうどん鉢持った客が右往左往しながら自分でネギを刻む。
(この店では、自分のネギは自分で刻むのがマナー)
私も店に入ったら注文もそこそこにさっそくネギを刻む。がんがん刻む。
あとの人のぶんまで切ってしまうのは主婦の性、って言うか余計なお世話。
夫の「もうそのへんにしといたら〜」の声でやっと我にかえる。

この店、かつては「客がすぐ横の畑から自分でネギひっこ抜いて取って来る」ことで有名でしたが、それはあくまで「以前はそういう事もあった」と言うだけの事で、今はそんなことはありません(ちゃんと流しの下に束で置いてある)。
だって今そんな事したら、畑、踏みちゃちゃくりにされてどないもこないもあらしまへんがな。
こんなボロ家に(←失礼、でももとはトリ小屋やったそうな)すんごい数お客さん来るんだぞ。



b0043467_15391762.jpg←まわりのロケーションは変わっていませんが、今は改装されてきれいになりました。

とにかく、朝の一杯はココに限る。
2度目に行ったときはブーム真っ盛りでオープン前から並んでる人がいるわ(自分もだ)、細い道のカドには交通整理のおっちゃんもスタンバっていた。
今でこそすぐそばの土器川沿いに道が開け、唯一の目印であるドラム缶を必死に探して厳しいコーナーをぎりぎり曲って行かなくてすむようになりましたが。

ちなみに、その川沿いに泳ぐ季節外れの「こいのぼり」がなかむらの目印。
麺がなくなるとこのこいのぼりがひっこむそうな(わざわざ遠方から来た人のためのサービス?)。

開店前、あったかいうどんを待ちわびながらブロックに腰掛けて、冷え冷えとした田舎の朝の空気を満喫するのも一興。コンクリートブロックは直に座ると冷えるので「さぬきうどん全店制覇」の本をお尻に敷くとぴったりです。いい本だ

やっと手にしたあつあつの「かけ」に玉子落としてゲソ天乗っけて、外へ出る。
店の中で食べられない事もないんだけどこういうとこでは「ぢべたに近いとこ」で食べた方が絶対、んまい。

ゲソ天も衣サクサク、中ふわふわでうまいったらありゃしない(涙)。
やっぱうどんはぢべたで食べるのに限るなあーーー!
露天風呂好きな人なら、わかると思うのだがどうだろう。
もう、涙出るほどうまい。
するするとなめらかで、しっとりとやわらかい、ぴちぴちのうどんっ(涙)
なんなんでしょうね、このうまさは。
私にとっては世界でいちばん、最高の朝御飯。 ←一杯100円、天ぷら乗せても200円やけど

「ネギを畑から〜」は伝説だけど、「うどんを食べるネコ」は実在する。らしい。
いつか会えるといいなあ。


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そらにたなびく「なかむらのぼり」
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by bubutaro1 | 2004-10-19 23:50

琴南町・谷川米穀店

もともとは名前の通りお米屋さんであったが、昼の2時間だけ出すうどんが大評判、「谷川米穀店」は、大阪から車で約3時間。

底まで透き通ったきれいな水が流れる小さな川のすぐそば、なんっのへんてつもない田舎の店先に(ほぼ開店と同時に到着したのに)、何十人という行列が出来る。

はじめて訪れたときは「橋を渡ったらすぐ左」とか「米、と書いた看板が目印」とか心に留めておいたのだがそんなものまったく不要。
ドがつくような田舎にただならぬ行列、もうそれだけで100m離れてたってわかる。
ううむ、そんなに米屋のうどんがうまいのか??

うまいのだ。

いくら口で言っても、あのつやっつやの麺を自分の目で見て口に入れないことにはこの感激は伝えようもないのだけれど。

うどんの列に並んでいると、地元の方らしいおばさんが
「どちらから?」
ぶぶじが間髪入れず答える。
「大阪のー、堺市のー、○○町のー、」いやそこまで言わんでええから、
「まあ、遠いところから!」ええ、このために明石海峡と鳴門大橋超えて来ました。まさか、自分がまっぷる片手に車で3時間かけてカネ(高速代)かけて、百円のうどんに並ぶような人生を送るとは思いもしませんでしたとも、などとわきあいあいと話しながら行列はさくさく進む。

50人は並んでいたけれど待ち時間は20分ほどだったか。

「コシの入った絹ごしのような」と絶賛された麺にさっと醤油をひとかけ青唐辛子をちみっとネギをぱらぱらっといったら、がーっとまぜてずるずるっとむさぼりいただく。

ひーうまいー(涙)。

半分食べて、残りにさっと酢をかける。
ひゃーこれだとするする入るっ、あかん、こんなんしたらなんぼでもいってしまうっ。
あんまりうまいので「まいうの舞」をひとさし。←迷惑です

夫はヒキョーにも2杯持って、ひとつには玉子入り。うう、それもうまいんだよなー。
しっかり「大(2玉)」を注文しておきながら自分は先にさっさと食べ尽くしてしまったもんだから、隣でもたもた食ってるぶぶぞう&ぶぶじの麺を横から盗み取るわたしは鬼ですか。

でもそのおかげで酢を入れたのと入れてないの、青唐辛子を入れたのと入れてないの、といろいろ食べ比べができてよかったなと。
・・・なんで酢醤油なんかで食べるうどんがうまいんかねえ・・・

酢醤油かけて食べるもんっつったらギョーザだろう、普通。でも、
「くーーーっ、この1杯のために生きてるなあぁっ!!」
という味でございます。満足。
3玉ぐらい食べてるのに、お腹の中で消えるようにおさまってこの麺ならいっくらでも食べられそうな気がする。

とにかくうまい。

b0043467_21173525.jpg・・・ただ、通りすがりの観光バスの乗客が全員「なんじゃあの行列は!?」と言わんばかりに呆れた顔でこっちに注目して行った事だけが辛かった(涙)。
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by bubutaro1 | 2004-10-12 21:20